【収入に比例するセックス満足度】
春風の調査でおもしろいのが中国の地域別のセックス頻度の分析だ。
大都市の北京や上海で1回以上セックスをする人は45%なのに対して、地方の中小都市(三線都市)は57%。
ほか、内陸部の四川省・重慶市の住民は67.3%にも達する。
待ちに娯楽が少ない地方ほど、若者の楽しみは限られるということだろうか。
また、職業・社会的地位ごとの「週1回以上」率は、企業経営者や幹部層がそれぞれ70%台!を叩き出した。
これはブルーカラーの59%や一般サラリーマンの52%、主婦の50%、学生の21%などを大きく上回る数字だ。
中国人のセックス充実度は収入と完全に比例しており、月収5万元(約81万円)以上の層の「週1回以上」率が73%に対して
月収2000元(約3.2万円)以下の層は38%と、相対的に低い数字にとどまる。
富裕層のほうが部屋や自動車を準備しやすい、不労所得で儲けており時間に余裕が生まれやすい、中国では日本以上に男女関係にカネが絡みやすい・・・
といった、さまざまな条件に恵まれているのだと思われている。
そのほか、コンドームを含めたアダルト用品の購入者は、大卒以上の学歴を持つ既婚男性が多くを占めたという結果もある。
中国における性の喜びとは、金持ちやインテリにこそ許される娯楽とも云えるのだ。
中国では貧困層を中心に一生結婚できない男性が3000万人以上おり、夜の世界も格差社会である。
別の調査もしよう。
13年に中国性学会が2.1万人以上のネットユーザーの回答を得て発表した
『全国網民性福調査』でも、全回答者の「週1回以上」率は70%だった。
調査対象者の81%が18~35歳の若者世代であることも関係しているとはいえ、こちらも驚異の高率だ。
同調査では、自身の性生活に満足している人は57%。
パートナーをエクスタシーに導いて満足させる義務があると回答した男性は94%に達した。
(ただし、それができていると自任する男性はわずか25%。いっぽう「達したフリ」をした経験を持つ女性は65%もいたそうだが)。
ともかく、わずか13年前には性的満足度が世界ワースト1位だった中国のセックス事情は、
1980年代生まれ以後の新世代が社会の中心となるにつれて大幅にアクティブに変わっている。
いまや、本来の用途はフードデリバリーアプリである『美団』を通じて、部屋へのアダルト用品の即時出前がスマホの操作ひとつでできてしまう時代なのだ。
中国は往年の一人っ子政策の影響もあり、世代別人口がいびつだ。
あと10年もすれば60歳以上の世代が3億人を突破する「人口の時限爆弾」の破裂を迎え、経済停滞の可能性も囁かれている。
しかしながら、「週1回以上」が50~70%に達するという元気な若者のセックス事情を見ていると
セックスレス大国の日本と比べれば、中国はまだ何とかかなりそうな気もしないではない。
まとめ
結局のところ金を持ってる人ほどセックスをよくする人種であることがわかる。
金がなければ部屋や車と限りがあるのでセックスしづらく青姦したりとなるのが現状だ。
人口が多いだけあってコンドームの売り上げはうなぎ登りだが果たしていつまで続くのだろうか。