中国のクリスマスについて

もうすぐクリスマスですね。街はイルミネーションに包まれ、年に一度の恋人たちの日を待ちわびるカップルたちの姿であふれかえっていますね。自分は今中国人で大好きな女の子がいますが、では中国人にとってのクリスマスとはいったいどんな存在なんでしょうか。

 

歴史を紐解いてみますと中国ではクリスマスを祝うという文化があまり浸透していなかったようです。ですが、近年では西洋化が進んだことで、若い人達の間にクリスマスを祝う習慣が少しずつ広がっているそうです。

 

ここで意外だったのが中国のクリスマスプレゼントで送られる最もポピュラーな物が皆さんもご存知の果物だったのです。その正体は皆さんもご存知のリンゴです。ではなぜ中国ではリンゴがクリスマスに人気なのでしょうか。りんごは「平安果」と呼ばれており、これがクリスマス・イブ(平安夜)と似ているからという説があります。リンゴは禁断の果実と言われる果物なので本能的に求めるものなのかもしれません。

 

では逆に中国ではクリスマスプレゼントに渡してはならないタブーと言われるものがあるのをご存知でしょうか。クリスマスに贈っていけないものは、「靴」と「傘」と「置き時計」だといわれています。日本でも靴を贈ることは良くないとされていますが、中国でも同じような意味があるようです。また、傘は中国語で「傘(サン)」と言います。この傘の発音が「散(サン)」と同義であることから、二人の関係が「散る」という意味があることからこれも贈ってはいけません。傘と同じような理由で、置き時計は「鐘(ヂョン)」と言い、「終(ヂョン)」の発音と一緒ということで、贈り物にはタブーとされています。

 

日本人にとってはとても大切な意味合いを持つクリスマスですが、中国ではそこまで歴史が深くないためプレゼントを異性に渡すことさえ、対した意味を持たないようです。また、中国で「クリスマスに何をするか?」というアンケートでは、「特に何もしない」という回答が一番多かったそうです。このことからクリスマスだからといって張り切るのではなく彼女との距離を縮めていければいいと感じました。結ばれた暁には盛大に二人で聖夜を満喫したいと思います。現状では全く相手にされていないので傘や靴をもらわないように気を付けたいと思います。

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